日本アイアンガーヨガ協会の運営・2
日本アイアンガーヨガ協会の運営・2


1988
年に日本アイアンガーヨガ協会が創立され、事務局が協会を運営する時代が18年間続きました。これを「事務局時代」と私は呼んでいます。2005121日に協会の会則が施行され、翌20064月から選挙で理事を選び、理事が協会を運営する時代が始まりました。これを私は「理事会時代」と呼んでいますが、それが現在まで10年間続いています。
事務局時代は「組織はあるがルールはない」状態であり、理事会時代は「組織もありルールもある」状態です。どちらが良い悪いという問題ではありません。メンバーが増えてくることによって団体の形態が変わってきたのです。

では理事会時代になって何が一番変わったのか? それは「会則に基づいて協会を運営する」ようになったことです。
これまでは顔見知りのメンバーが知恵を出し合って、その場その場で問題に対処したり方針を決めたりしていましたが、メンバーが増えると11人の信念や傾向によって意見が多様になりすぎます。そこで「会則」という最高ルールを作り、それに基づいて協会を運営するように変わったのです。

アイアンガー導師が各国に送られた会則の雛形は「本文」と「付録書A~F」から成り立っています。日本アイアンガーヨガ協会ホームページの「会員のページ」に入り、「RIMYIからのガイドライン2009年版」を開いてみてください。1頁から17頁までが本文です。
そして18頁から最終の41頁までずっと「APPENDIX(付録書)A~F」が続いています。本来なら日本においてもすべての付録書を翻訳し制定しなければならないので、そういう意味では日本の会則は不完全と言えます。

これら付録書A~Fのうち、付録書Cのみが2010127日に施行され、会則としての地位が与えられており、協会ホームページの「会員のページ」の「日本アイアンガーヨガ協会 会則: 付録書C」で読むことができます。付録書Aは会則として施行されておらず、翻訳のみ「会員のページ」で読めます。

会則はいわば日本国憲法であり、協会運営の最も重要なルールです。だから簡単に改正できないようになっています。改正には会員の4分の3の賛成票が必要なのに加えて、会長(アイアンガー導師orその後継者)の承認も必要ですから、「ほぼ改正は無理」とも言えるでしょう。アイアンガー導師がそのように組み立てられたのです。【つづく】

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山口博哉(アイアンガーヨガ 京都) http://www.iyengaryoga-kyoto.com



執筆者:山口博哉
京都駅の近くで、アイアンガーヨガの教室「ヨガ・インスティチュート京都駅」を開校しています。詳しくは下記にアクセス!
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# by iyengar-encyclo | 2016-02-03 20:44 | アイアンガーヨガ協会
新シリーズ 日本アイアンガーヨガ協会の運営・1
新シリーズ 日本アイアンガーヨガ協会の運営・1



私はもっか日本アイアンガーヨガ協会の監査委員ですが、今年2016年3月末で任期が終了します。「次の人へ業務引き継ぎをしなければ…」と思っていて、ふと「これをブログの記事にしよう!」と思いつきました。「日本アイアンガーヨガ協会って、どんな団体なのか?」が、多くの協会員に今一つ伝わっていないし、また協会外の方々にも「日本アイアンガーヨガ協会って、こんな団体なんですよ」とお伝えする良い機会だと思います。もちろん監査委員としての守秘義務もありますが、できる範囲で情報公開してゆきます。

日本アイアンガーヨガ協会が創立したのは1988年です。日本人のアイアンガーヨガ経験者が一定数生まれたのを機に、アイアンガー導師が「日本協会を設立しなさい」と指示を出されたのがきっかけです。

このように、その国にある程度のアイアンガーヨガ生徒が育った時点で、協会を設立させることが、アイアンガー導師の方針だったようです。(もちろん世界の中には、今もって協会を持っていない国も存在しています。そういう国にはアイアンガーヨガ上級者がワークショップなどを開きに行って、普及に努力しています。)

このアイアンガー導師の方針の真意は、「インドのアイアンガーヨガ本部(RIMYI)」と「各国の生徒」を最も直接に固く結びつけるためには、「各国の協会」が間に入り、RIMYIの意思決定を1人1人の生徒にダイレクトに伝える必要があると、アイアンガー導師がお考えになったのだろうと私は考えています。

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このようにして日本協会は生まれました。当初はメンバーも少なく、みんなが顔見知りだったので、本当に「内輪の集まり」であり、とくにルールを決めなくても運営できていたのです。つまり「組織はあるがルールはない」状態でした。私は便宜的にこの時期を「事務局時代」と呼んでいます。

だんだんメンバーが増え、全員が顔見知りでなくなってくると、どうしても団体にルールが必要になってきます。また純粋なアイアンガーヨガ生徒でない人が、少しアイアンガーヨガを学んだだけで「私はアイアンガーヨガの一員です」と称するようになり、他の純粋なアイアンガーヨガ生徒たちが困る状況が世界的に生まれてきました。そこでアイアンガー導師は「それぞれの国の協会で会則を作りなさい」と各国に指示を出され、その雛形となる会則を送って下さいました。

その雛形は日本アイアンガーヨガ協会のホームページで読むことができます。(非会員は閲覧できません。)ホームページの「会員のページ」に入り、「RIMYIからのガイドライン2009年版」を開いてください。ちなみに、この2009年版は新版で、それ以前に2004年版が存在しています。

この2004年版が日本に送られてきて、それを一旦プロの翻訳家に依頼して、全文を英語から日本語に翻訳し、それをもとに何度も文章が練られ、何度もアイアンガー導師と質疑応答しながら、日本の会則が作られました。と言うのは、RIMYIから送られてきた雛形は、そのままでは日本で使えなかったからです。雛形は大勢の会員がいることを想定して作られていますが、当時の日本には会員数が少なかったのです。

例えば雛形には「企画委員会と広報委員会を設置しなさい」と指示されていますが、会員数の少ない日本ではこの2つを1つにして「企画広報委員会」にしています。(だから今後、日本協会でもっと会員数が増えてくれば、当初のアイアンガー導師の御指示どおり、企画委員会と広報委員会の2つに分ける必要が生まれるでしょうし、そうなると会則を改訂する必要があります。)

こうして日本会則が作られ、事務局に替わって理事会が運営を担当する時代となり、「組織もありルールもある」状態になりました。私は便宜上この時期を「理事会時代」と呼んでいます。(つづく)


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# by iyengar-encyclo | 2016-01-29 23:33 | アイアンガーヨガ協会
コーヒーもヨガも同じ
コーヒーもヨガも同じ


おいしいコーヒーの最大条件は「豆の新鮮さ」です。豆の種類がブルーマウンテンであろうが、水の種類がどうであろうが、豆が新鮮でさえあれば、おいしいコーヒーが飲めます。
しかしこの一番大事なことが世間には浸透していません。なぜでしょう? 
それは豆の鮮度を問題にし始めると、コーヒー業界は成り立たないからです。生豆(白色)を焙煎によって茶色や黒色にするのですが、それからの賞味期限はせいぜい1週間!! 
コーヒーは生鮮食料品なのですが、工場で焙煎して消費者のもとへ届けられるまでに数日かかってしまうし、鮮度を正直に表示すると売れなくなってしまう。だからコーヒー豆を売ってる店で一番嫌われるのは「いつ焙煎したんですか?」という質問です。
しかし100グラム=数百円という安さで買う以上、豆の鮮度でクレームをつけるのはむしろ消費者エゴ。ホンマもんのコーヒー豆を買うには、それだけのお金を支払わねばなりません。


ヨガも同じです。
ヨガの練習で最も大事なのは、身体の内側をいかに安全に正しく伸ばし広げるかです。それを教えるためには、先生になる人は相当な訓練が必要ですし、的確に生徒を観察する目を養わねばなりませんし、少人数制で丁寧に指導してゆかねばなりません。そうすると1回=500円くらいのレッスン料ではクラスが成立しないのです。成立しなければ手を抜かざるを得ない。
世の中はすべからく「安かろう悪かろう」であり、正しいものを受け取るためには、適切な代金を支払わねばなりません。


身の回りの全てに「ホンマもん」を求めてはお金が続かない。私も、例えば毎日食べるお米や毎日履く靴下にはお金をかけてません。米は「粗悪でなければ良い」と思っていますし、靴下は100均で買っています。ホンマもんの靴下屋さんからみれば「あんな足に悪い靴下を履いて」と思われるかもしれませんが、私は仕方ないと思っています。

結局は人生のどこにどういう質を求めるかなのでしょう。「ヨガ修得の最高峰はアイアンガーヨガである」と、私は胸を張って答えます。
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【写真は新鮮なコーヒー豆。お湯を注ぐとボワッと豆が膨らみます。逆にすり鉢状になるのは新鮮でない豆です。】


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# by iyengar-encyclo | 2016-01-26 14:21 | 私のヨガ随筆
連載再開「協会ニュースレターの歴史・その11」
連載再開「協会ニュースレターの歴史・その11」

連載が中断していましたが、今回は「日本アイアンガーヨガ協会ニュース」21号について書きます。

21号は前号から約10ヵ月後の2007115日発行。12頁。

この21号には格別の思い出があります。何をかくそう、私が編集長を務めた最初のニュースレターだったからです。20064月に一般理事に就任した私は、非常なる意欲をもって編集長に名乗りを上げ、ニュースレターの改革に着手しました。

これまでのニュースレターの良い所を継承しつつ、素人の目から見て「もっと知りたかったこと」を正直に紙面に出してゆこうと決意したのです。

まず表紙ですが、過去の全バックナンバーの表紙を一覧にしました。2007年当時、過去のバックナンバーは協会として備品しておらず、全冊をそろえることじたいが大きな仕事でした。そこで私はいろいろな先生がたにお願いし、バックナンバーを全冊そろえたのです。それを10部ほど完全コピーし、企画広報委員が常備できるように手配しました。そうして全冊を一覧した時、これまでニュースレターを作ってこられた先輩がたの御苦労を讃えるためにも、創刊号からの表紙をすべて一望できるような表紙にしたのです。

次のp.23には「知ってるつもり・アイアンガー導師」と題し、アイアンガー先生に関する素朴な疑問をあれこれ書きました。当時は「B.K.S.アイアンガー」の「B.K.S.」が何の略かを知らない人が多かったのです。また父母や生誕地、幼少期やご結婚についても書きました。今では皆さん当たり前に知っていることばかりです。

p.4
5には「肩こりに効果のあるシークエンス」を掲載しました。「……に効果のある」という捉え方でアイアンガーヨガを学ぶことは「邪道」だと思いましたが、あえてその邪道を私は書いてみたかったのです。

p.11
には理事会や常任委員会のメンバーを、名前と顔写真で載せました。これまでの協会はどういう人がどういう仕事を担っているのかが分からないことが多く、それが協会と協会員の間の溝となっていたからです。

その他、18号以来中断していた「ザ・ツリー・オブ・ヨガ」翻訳の連載を再開したり、アイアンガーヨガ本部道場(RIMYI)にあるアイアンガー先生の机の写真や、アイアンガー・ファミリーのご自宅の写真を掲載したりして、協会員とアイアンガーヨガの距離を近づけよう努めました。

この21号を含め、私は3冊のニュースレターの編集長を務めることになります。(つづく)

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# by iyengar-encyclo | 2016-01-13 23:22 | その他のアイアンガー文献
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# by iyengar-encyclo | 2015-12-31 22:34 | 最新ニュース
   

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